「早稲田リベラルアーツ・アソシエーション」次回講義のご案内です。
会場は26号館(大隈記念タワー)5階502教室となります。 よろしくお願いいたします。 2019年度早稲田大学一般公開講座 「早稲田リベラルアーツ・アソシエーション」 (旧・早稲田大学「内海先生のドロップアウト塾」) 第2期第3回講義 近代以前の美術史と音楽史になぜ女性の作家と作曲家がいないのか ー「表現の不自由展」についての論議に欠落した女性作家の視座ー 【同時開催】芸術家・内海信彦の下で学ぶ作家達による作品展示会 <日時> 11月24日(日)13:00~16:00(開場12:30) <場所> 早稲田大学 早稲田キャンンパス26号館(大隈記念タワー) 5階502教室 <講義内容> 芸術という営みの長い歴史の中で、芸術家として名前を認知され、作品が現存している「女性」芸術家が「男性」芸術家に比べて圧倒的に少ないのは何故でしょうか。元来男性は、女性に対して、抑圧的な意味での「女性らしさ」を強要してきました。 今となっては信じられないことですが、18世紀のフランスにおいて「市民社会」という概念を牽引した哲学者であるジャン=ジャック・ルソーですら、「女性は感情の動物であって、男性の持つ理性を獲得出来ない。そのため、人間としては認められず、人間が持つ権利も与えられない」「女性は独立してはならず、恐怖に依って支配され、コケティッシュな奴隷であるべき」という、とんでもない内容の主張を行い、それがまかり通ってきました。 ルソーの死後、1789年に勃発したフランス革命により採択された「フランス人権宣言」ですら、「市民」として選挙権等の権利を保障されたのは男性だけであり、現在当たり前に保障されている女性の権利は、女性自身が永きに渡る運動の末に獲得してきたものなのです。そのような立場に置かれた女性の権利獲得の歴史を芸術的に考察し、声を挙げなければ「居なかった」ことにされ兼ねなかった時代の情勢の中で、作品を世に残してきた女性の芸術家たちの足跡を振り返りましょう。 さらに、「今」私達の目の前にあるジェンダー的な課題と、その解決方法を主催者と参加者が分け隔てなく語り合うことにより、根本的な女性と男性の違い、そして共通点を探ることにより、お互いを尊重できる視座が獲得できるような場を創っていきましょう。 また、今回は、本講座の主催である芸術家の内海信彦の下で学ぶ作家達の絵画作品を持ち寄り、早稲田大学の教室内で一日限りの展示会および講評会を行います。 <アクセス> 早稲田大学早稲田キャンパス 〒169-0051 東京都新宿区西早稲田1丁目6−1 ・地下鉄東京メトロ東西線; 「早稲田」駅から徒歩5分 ・山手線、新宿線、西武鉄道新宿線;「高田馬場」駅から徒歩20分 ・副都心線; 「西早稲田」駅から徒歩17分 ・都電荒川線; 「早稲田」駅から徒歩5分 (地図) https://www.waseda.jp/top/access/waseda-campus <お問い合わせ> ※本講座は一般公開講座です。学内・学外を問わずどなたでもご参加いただいております。 はじめて本講座にご参加の方やご質問等、下記までお気軽にご連絡ください。 早稲田リベラルアーツ・アソシエーション 事務局長 山田 遼 メール:[email protected] 電話:090-5594-6511 <主催> 内海信彦 <共催> 早稲田大学アントレプレヌール研究会 内海信彦絵画表現研究室
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内海 信彦
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